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ひだまりが大切にしていること~電話の向こうの看護①~

お久しぶりのブログになってしまいました。
12月に電子カルテを導入してから、日々の業務に追われ、気がつけばブログの更新が止まっていました。

忙しい毎日ですが、最近改めて「ひだまりが大切にしていること」
を感じる出来事がありました。

今日はそのことについて書いてみたいと思います。

 

小さな相談

ひだまりでは、緊急時訪問看護を希望される利用者さん・ご家族に24時間つながる電話番号をお渡ししています。

夜に電話が鳴ることもあります。でも私たちは、その電話をとても大切にしています。

なぜなら在宅では、一番最初に変化に気づくのはご家族だからです。

その変化は「なんとなく咳が増えた気がする」 「少し元気がない気がする」

そんな小さな違和感であることが多いです。

ご家族は「こんなことで電話していいのかな」と迷いながら、勇気を出して相談してくださいます。

私たちは、その気持ちを大切にしたいと思っています。

 

毎日の電話

今、毎日のように電話をくださるご家族がいます。

お母様はほぼ寝たきりで体重は23kg。
1月頃から急に食事が取れなくなり、発熱もあり体力が落ちていました。

主治医からは「3月まで命をつなぐのは難しいかもしれない」という説明もあったそうです。

ご家族である娘様は

・入院させた方がいいのか
・家で介護を続けた方がいいのか

とても悩んでいました。そんな中で「それは家族のあなたが決めてください」
と言われ、見捨てられたような気持ちになったそうです。

でも、ひだまりは見捨てません。まず体力を守ることを考えました。

・発熱を抑えて体力を温存する
・少量でもカロリーのあるゼリーで栄養を摂る
・甘酒と豆乳を混ぜて栄養を取る

・誤嚥性肺炎を起こさないよう食事介助をする
・乳アレルギーがあるため食品を選ぶ

そして娘様からは、毎日のように電話があります。

「今日はこれだけ食べました」「熱は何度で、座薬を使いました」

「明日のお昼はこれとこれの準備でいいですか」

これらの電話は緊急ではないかもしれません。でも、その一回一回の電話が、娘様の不安を支えています。

 

電話の向こうの看護

最初、娘様の電話には「反抗して食べません」「ストローを噛みます」「寝ちゃって食べません」という内容が多く、

苛立っていることが多いようでした。そこで私は、こうお伝えしました。

「できないことを見るのではなく、できたことを一緒に見ていきましょう」

「こうやったら食べてくれた」「これなら飲んでくれた」

そんな小さなことを大切にしていきましょうとお話しました。

すると娘さんの言葉が少しずつ変わってきました。

「今日はゼリーを半分食べました」「便を出してから座薬を入れてみました」「この飲み物なら飲めました」

そして娘様は電話の最後に必ずこう言います。

「ありがとうございます。やってみます!」

その言葉を聞くたびに思います。看護は処置だけではなく、家族の力を支えることなのかもしれないと。

 

最後に

訪問看護は、医療だけではなく生活の中の小さな変化に寄り添う仕事です。

だからひだまりは「こんなこと相談していいのかな?」と思うようなことでも、

遠慮なく話してもらえる関係を大切にしています。

小さな相談が、大きな安心につながることもあるからです。それこそ ”ひだまり”が大切にしていることです。

 

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